紀元前338年、秦惠文王の命令で商鞅(しょう おう)を逮捕して五馬分屍の刑で処刑する。
その時、楚威王二年、太史令唐昧が夜空に星を見つけて霸星が現れたと言い、
威王に報告します。至急莒姬に宮廷内で妊娠しているものがいないかを調査させます。
莒姬は妃内には居ないが、一人妊娠しているものがいると言います。
それが向氏でした。
威王は喜びます。
霸星がいればこの後楚国は六国を打ち負かし、天下を統一できると言います。
しかし威后(皇后)は霸星が自分の子供(皇太子)の地位を脅かすと考えます。
そして女医に何とかして流産させろと話をします。
女医は何とか機会をうかがいますが、
莒姬は必死にそれを阻止します。
結局、霸星は生まれましたが、女の子でした。
威王はがっかりします。
そして星占いをした唐昧に嘘をついたとして、
両目を刳りぬき宮殿から追い出します。
威后は安心したのかと思いきや、
この姫は「幸灾乐祸」災いを呼ぶとして、
籠に入れたまま川に流してしまいます。
向氏は必死に子供を探します。
赤子は滝の前まで流されていきます。
向氏は籠を見つけますが、既に水につかっていました。
しかし、赤子の泣き声が聞こえてきます。
なんと赤子は葉っぱの上に運良く乗り、助かっていました。
月の明かりが出ている夜、
その様子を見た楚威王は赤子に芈月(ミーユエ)と名前をつけます。
4年後、小芈月は母がいつも家の入口で楚威王が来るのを待つ姿を見て、
一人で闯大殿に入ります。
そして父(楚威王)母の思いを伝えます。
